令和元年11月11日（月）に令和元年度人材育成セミナー「大学等の幹部教職員向けIRセミナー」を学術総合センターにて開催し、当日は、国公私立大学から教職員34名（教員20名、職員13名、その他1名）の参加がありました。
- 日時
令和元年11月11日（月） 13時00分から17時00分まで - 会場
学術総合センター2階 一橋大学一橋講堂 中会議場1・2 - 趣旨・目的
本セミナーは、高等教育機関の意思決定プロセスにおいて、重要性が高まっているIRをテーマに、大学等の意思決定やその支援に関わる方を対象に、私立大学における総合計画の策定・推進とIRの活用について、具体的な事例を学んだ後、全体討議及びグループディスカッションにおいて各大学の現状と課題認識を共有した上で、IRを教育、研究、経営の高度化にどうつなげるか、そのための体制整備や活動のあり方について理解を深めることを目的として開催いたしました。 - プログラム
13時00分 閉会挨拶 13時05分 趣旨説明
/大学改革支援・学位授与機構 研究開発部客員教授 吉武博通13時25分 講演「総合的マネジメントのためのKGI・KPIの活用について」
/ 関西学院大学 総合企画部長 小野宏14時25分 事業紹介「国立大学等の基礎情報の収集・提供によるIR支援」
/ 大学改革支援・学位授与機構 大学ポートレートセンター事務室長 三田洋介14時40分 全体討議
・これまでのプログラムを踏まえて、講演者と参加者とで討議15時20分 休憩 15時35分 グループディスカッション
・ワークシートの記載内容や配付される題材例について議論・情報交換16時50分 講評
/ 大学改革支援・学位授与機構 研究開発部客員教授 吉武博通
/ 関西学院大学 総合企画部長 小野宏16時55分 閉会挨拶 17時00分 終了 - 参加者概要（参加者総数：34名）
設置者別大学数：国立12大学、公立２大学、私立15大学、その他1法人
職種別参加者数：教員20名、職員13名、その他1名 - 概要
趣旨説明では、IRが高等教育機関において重要視される背景の説明に始まり、大学におけるIR活動の取組状況や、海外での取組事例に触れることで、IRの重要性への理解を深めるとともに、本セミナーを実施する趣旨について、会場全体で意識を共有しました。
続いて、関西学院大学の小野総合企画部長のご講演では、大学における中長期的な戦略を、いかに具体的な情報をもとに決定していくべきか、何をもって成果とみなすべきかなど、講師ご自身の苦慮されたご経験と、実際に大学をマネジメントされた実践事例についてご紹介がなされ、エビデンスベースの意思決定について理解を深めました。
全体討議では、前半に行われた発表への質疑応答を通して、関西学院大学での実践事例や参加者が抱える現状について理解を深めました。その後のグループディスカッションでは、これまでのプログラムで得られた知見をもとに、参加者同士で自身の現状や、大学で抱える課題について意見を交わし、その原因や課題の解決方法に関して活発な議論が行われました。
趣旨説明をする吉武客員教授
講演を行う小野総合企画部長
全体討議の様子１
全体討議の様子２
グループディスカッションの様子