イベント令和7年度第2回大学等の質保証人材育成セミナーの実施について

新着情報イベント令和7年度第2回大学等の質保証人材育成セミナーの実施について

令和7年度第2回大学等の質保証人材育成セミナー

大学の未来をデザインする―ロジックモデルを用いた計画の体系化

参加申込みの受付は 7月31日(木)13:00 に開始します。

開催概要

【開催趣旨】

国立大学だけでなく各大学はそれぞれの目標を掲げ、計画を立案することで大学を運営していると考えられます。しかしながら、計画立案や計画の進行管理だけでなく、状況を把握するという意味での「大学評価」をどのように行えばよいか、ということについては研修の場もあまりないために、これまでの「経験」を活かして対応しているケースが多くあると思われます。
学内のリソースが十分にあれば、詳細な計画などは却って現場の自由度を阻害することもあるかもしれません。「大枠」のようなざっくりとした計画さえあれば一定程度大学は運営できるとは思います。しかしリソース配分の最適化を伴う段取りの明確化・可視化を「計画」という形で立案することができればどうなるでしょうか。効率的かつ効果的なマネジメントを行うことで「余力」が捻出できるかもしれません。その「余力」で新たな特色となる取り組みを始めたり、学生の成長のために、さらなる支援ができるのではないでしょうか。
このような思いもあり、大学改革支援・学位授与機構では、計画立案と指標の立て方について講義と演習を組み合わせたセミナーを計画しました。例えば、進行中の計画において十分に進んでいない部分があった場合、みなさんはどうされますでしょうか。例えば、ロジックモデルを用いてインプット、プロセス、アウトプット、アウトカムに整理し、それらの各相と指標との関係を整理すれば、どこを手直しすれば企図したアウトカムが得られるのか、ということを考えることができるかもしれません。また計画を立てる場面はいくらでもあります。その際にアウトカムをもとにバックキャストを行いながら実施プロセスを検討したり、現場の課題をベースにフォアキャスト的にアウトカムに至る過程を探ることもできると思います。
そのような場面を想定しつつ、今回の研修では、1)自大学の計画についてロジックモデルを用いてプロセス分解を行うこと、2)思うように進んでいない場合にはボトルネック箇所の検出を、首尾よく進んでいる場合には、さらに(特色として)高めるためにどのようにすればよいかを把握できることを目指します。なお、3)その際に指標の妥当性について簡易的に確認することができるようになることも目指します。
今回は試行的な要素を含むため、私立大学の事例紹介もあるものの国立大学の中期目標・計画をモデルに研修を組み立てさせていただきました。そのため、前半の講義・演習編はどなたでもご参加いただけますが、後半のグループワーク編については、原則的に国立大学の計画立案と進行管理について責任をお持ちの方を対象とさせていただきます。

【今回のセミナーの達成目標】

自大学の計画について、ロジックモデルを用いてプロセス分解を行い、思うように進んでいない場合にはボトルネック箇所の検出を、首尾よく進んでいる場合には、さらに(特色として)高めるためにどのようにすればよいかを把握できる。なお、その際に指標の妥当性について簡易的に確認することができる。

令和7年度第2回大学等の質保証人材育成セミナー

【開催日時・形式】
令和7年9月17日(水) 9:30~16:30 ※9:15会場受付開始

開会、講義・演習編: 9:30~12:25(オンライン・対面)
グループワーク編 :13:40~16:30(対面のみ)

 

【会場】
学術総合センター11階・2階会議室(東京都千代田区一ツ橋2-1-2)


【主催・協力】
主催:独立行政法人大学改革支援・学位授与機構
協力:一般社団法人国立大学協会

 

【開催案内】
開催案内(フライヤー)
開催案内別紙 本セミナーの詳細はこちらをご覧ください。

【対象】
オンライン参加:所属機関、職位にかかわらずどなたでもお申込みいただけます。
対面参加:国立大学において計画の立案と進行管理について責任をお持ちの理事、副学長、学長特別補佐

※今回のセミナーの趣旨に鑑み、対面参加の対象を限定させていただいております。あらかじめご了承ください。

 

【募集人数】
オンライン参加:上限なし
対面参加:30名程度

 

【プログラム】

 対面   オンライン

<開会~講義・演習編> 場所:学術総合センター11階 1112会議室
9:30 開会挨拶
服部 泰直 大学改革支援・学位授与機構 機構長
趣旨説明
嶌田 敏行 大学改革支援・学位授与機構 研究開発部 教授
9:40 講義・事例1「鳥取大学における大学執行部による評価ヒアリングも含めた中期計画の進捗管理について」
大野 賢一 鳥取大学 学長特別補佐(評価・IR担当、DX担当)/大学経営戦略室 教授(副室長)
10:10 講義・事例2「明治大学におけるロジックモデル・指標を活用したPDCAサイクルの運用について」
山本 幸一 明治大学 教学企画部 教学企画事務室 事務長
10:40 質疑応答・総合討論
11:05 休憩
11:15 演習「ステップバイステップ方式で考えるロジックモデル」
小湊 卓夫 九州大学 基幹教育院 准教授
12:10 ミニ講義「設定した指標の妥当性をチェックする」
渋井 進 大学改革支援・学位授与機構 研究開発部 教授
 
 対面  ※オンライン配信はございません。

<昼休憩>  場所:学術総合センター2階 中会議場1・2
12:30 アイスブレーク&ネットワーキング(ランチョンミーティング)
グループワークを行うメンバーとの情報交換を兼ねた昼食会といたします。(当機構にて軽食をご用意する予定です。)
   
<グループワーク編> 場所:学術総合センター2階 中会議場1・2

「ロジックモデルおよび指標を通して考える中期目標・計画の点検評価と進行管理」

13:40 個人ワーク
13:55 グループワーク
15:50 各班から報告
16:20 まとめ
16:25 アンケート記入
16:30 閉会

 

参加申込み

令和7年7月31日(木)13:00  受付開始

オンライン参加用申込みフォーム

◆定員       上限なし
◆申込み締切    9月11日(木)17:00

対面参加用申込みフォーム

◆受付時間     平日 9:30~17:30
◆定員       30名程度
◆申込み締切    9月9日(火)17:00 ※定員に達した場合にはその時点で締め切ります。
フォーム見本  申込み時に入力していただく内容を事前に確認できます。

【その他】
・申込み後、自動返信メールが届きます。
・メールが届かない場合は、迷惑メールフォルダをご確認ください。
・資料やオンライン参加の方の接続先URL等は9月12日(金)までに、お申込みいただきましたメールアドレスにご案内いたします。届かない場合は、下記【問合せ先】までご連絡ください。

問合せ先

大学改革支援・学位授与機構 評価事業部 評価企画課 企画第2係
E-mail:hyokikaku2[at]niad.ac.jp
[at]→@に変更して送信してください。