機構の大学評価早わかり04  誰が大学を評価するのか?

機構の大学評価早わかり04  誰が大学を評価するのか?

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誰が大学を評価するのか?

当機構は、文部科学大臣の認証を受けた認証評価機関です。認証評価機関は、大学等の高等教育機関からの求めに応じて認証評価を行い、その教育研究活動等の状況について当該認証評価機関が定めた大学評価基準に適合しているか否かの認定を行うことになっています。当機構では、大学機関別認証評価委員会及び高等専門学校機関別認証評価委員会を設置し、それぞれの委員会のもとで、大学及び高等専門学校の機関別認証評価を実施しています。また、当機構が行う認証評価には、そのほかに、法科大学院を設置する大学の求めに応じて行う法科大学院認証評価があります。いずれについても基本的な考え方は共通していますので、以下では大学に対する機関別認証評価について述べます。さらに、当機構は、文部科学省の国立大学法人評価委員会からの要請を受けて、国立大学法人及び大学共同利用機関法人(以下、「国立大学法人等」と表記します。)の教育研究の状況についての評価を行っています。国立大学法人等の教育研究の状況についての評価は、認証評価とは異なる法的な位置づけを持つ評価ですが、大学評価として共通する側面もありますので、共通点がある場合には、こちらの評価についても言及することにします。

大学機関別認証評価委員会(以下、「認証評価委員会」と略します。)は、大学関係者と、社会、経済、文化等各方面の有識者によって構成されています。有識者を含めるのは、評価が大学関係者の「仲間うち」の評価に陥らないようにという配慮からです。この委員会が、評価基準や評価の実施に係る方針を定め、評価の結果を決定します。

認証評価委員会のもとで実際の評価作業にあたるのが、評価部会です。評価部会は、認証評価委員会の委員に加えて、大学での教育研究経験のある人々から選任した数多くの専門委員が構成員になっています。実施に評価に携わる評価部会に所属するこれらの人々を「評価者」と総称しています。これらの人々は、評価を受ける側の大学に属する人々と言わば同類の人であり、あえて言えば同輩であり仲間です。同輩や仲間を意味する英語の単語が “peer” (ピア)であることから、このような評価の方式はピア・レビューと呼ばれます。この方式を取るのは、大学における教育研究の状況に関して適正な評価を行うには、やはり実際に大学において教育研究に従事したことがある専門家の知識と経験が必要だからです。大学の評価以外の場面では、たとえば学術論文を専門雑誌に掲載することの可否を判断するような評価も、原則としてピア・レビューによって行われています。

評価者は、自らの学問上の専門性や管理運営上の経験等を踏まえ、分担して書面調査や訪問調査を行い、それらに基づいて評価部会として評価結果を取りまとめ、評価結果原案を作成します。その後、大学機関別認証評価委員会において、いくつかの手続きを経て評価結果を確定し、大学に通知するとともに社会に公表することになります。

◆豆知識

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☞さらに理解を深めるために

Q:大学評価の評価者を大学での教育研究経験のある人々だけから選任すると、「仲間うち」の評価になるのではないかという懸念があります。こうした状況に陥らないよう、どのような手立てが講じられているでしょうか。(No.05を参照してみましょう)