令和7年度第1回大学等の質保証人材育成セミナー
内部質保証実務(授業設計FDの活用編)
参加申込みの受付は 6月20日(金)13:00 に開始します。
開催概要
【開催趣旨】
授業の内容及び方法の改善を図るためのFD(ファカルティ・ディベロップメント)を組織的に実施することは、教学マネジメント指針だけでなく一般に認証評価の基準においても求められています。即ち、教育の内部質保証を進めるにあたり現状把握(点検評価)を行うわけですが、得られた結果がFDなどの改善活動に結びついていない例が見受けられます。我が国においては、例えば米国に比べ、Educational Developerなど授業や教育改善のための専門職が各大学にあまり配置されていない、という事情もあるわけですが、現状でもできることがあると考えられます。
そこで、今回は、授業レベルの改善とカリキュラムレベルの改善をつなぐFDの設計法についてみなさんと学んでいこうと思います。教育の内部質保証を進めるとしても、教育活動の根幹は授業であると考えられます。現場の先生方に授業を適切に設計し十分に改善してもらうためには、どのようなことを学んでいただけばよいのか、そのようなFDについて、専門家がいなくとも設計し実行できるような考え方を学んでいただこうと考えております。
【開催日時・形式】
令和7年8月1日(金) 13:00~17:00 ※12:45会場受付開始
開会・第1部(講義編):13:00~14:40(オンライン・対面)
第2部(演習編) :14:50~17:00(対面のみ)
【会場】
大学改革支援・学位授与機構 竹橋オフィス1112会議室
(東京都千代田区一ツ橋2-1-2 学術総合センター 11階)
【開催案内】
開催案内(フライヤー)
開催案内別紙 本セミナーの詳細はこちらをご覧ください。
【対象】
高等教育機関の教育の質保証関連業務担当者等 特に授業改善FDの設計・運用に携わっている方
【募集人数】
開会・第1部(講義編) オンライン・対面(第2部参加者のみ対面):上限なし
第2部(演習編) 対面のみ:15名程度
参加申込み
【その他】
・申込み後、自動返信メールが届きます。
・メールが届かない場合は、迷惑メールフォルダをご確認ください。
・資料やオンライン参加の方の接続先URL等は7月30日(水)までに、お申込みいただきましたメールアドレスにご案内いたします。届かない場合は、下記【問合せ先】までご連絡ください。
開催報告
令和7年8月1日(金)に、令和7年度第1回大学等の質保証人材育成セミナーを開催しました。本セミナーは、高等教育機関による主体的な質の維持向上のための活動を支援するため、当機構が年に数回実施しているものです。今年度第1回のセミナーでは、FD(ファカルティ・ディベロップメント)をテーマとし、大学等の教職員を中心に約300名が、対面およびオンラインにて参加しました。
第1部(講義編)では、山口大学教育・学生支援機構教学マネジメント室講師の岩野摩耶氏、近畿大学IR・教育支援センター准教授の竹中喜一氏による講義「FDルーブリックの策定の運用(試行)について」にて、FDルーブリック策定の経緯やその活用方法について、大学における具体的な事例とともに解説いただきました。
対面参加者を対象とした第2部(演習編)では、はじめに、演習1「具体的事例を踏まえた授業改善FD設計と運用」で、参加者自身が所属する大学のFDの実施状況を内容や実施方法ごとに分類し、現状の整理を行いました。
演習2「授業改善FDの現状と課題から実践的改善を目指すには」では、4~5人の班に分かれ、演習1で整理した内容を踏まえ、自大学でのFDの実施状況や課題の共有、相互助言等を行いました。グループワークには講師も参加し、各大学のFD担当者間で活発な交流が行われました。
当日の講演資料・動画はこちらに掲載しています。
【概要】
問合せ先
大学改革支援・学位授与機構 評価事業部 評価企画課 企画第2係
E-mail:hyokikaku2[at]niad.ac.jp
[at]→@に変更して送信してください。