報 告平成30年度大学等の質保証に関する機構職員研修の実施について

新着情報報 告平成30年度大学等の質保証に関する機構職員研修の実施について

 平成30年9月26日(水)に平成30年度大学等の質保証に関する機構職員研修を小平本館にて開催し、当日は、機構の様々な部署から合わせて17名の参加がありました。

【趣旨・目的】
 本研修は、近年、大学等において重要性が高まっているIR(インスティテューショナル・リサーチ)のデータ分析手法に関する基礎的な知識を身に付けることで、機構職員の資質・能力向上を図ることを目的としました。

【プログラム】
日時:平成30年9月26日(水) 9時30分~17時20分
会場:小平本館 7階 717会議室

9:30-9:35 開会挨拶
9:35-10:00 「大学における情報活用ガイドブック」の解説(説明者:大学ポートレートセンター事務室)
10:00-10:30 事例紹介「山形大学における公開データを活用したIR業務」(講師:山形大学 学術研究院 浅野 茂 教授)
10:30-12:00 講義「Power Queryエディターを用いたデータ形式の変形について」(講師:山形大学 学術研究院 藤原 宏司 教授)
12:00-13:00 昼休憩
13:00-16:40 演習「Power BIを用いたデータ分析」
16:40-17:00 事例紹介「大学基本情報を活用したベンチマーキング例」(説明者:評価企画課)
17:00-17:15 講評
17:15-17:20 閉会挨拶

【概要】
 研修の前半では、当機構大学ポートレートセンター事務室及び評価事業部評価企画課が作成した「大学における情報活用ガイドブック」の解説、山形大学における公開データの活用事例の紹介、Microsoft Excelの機能を用いたデータ分析のためのデータの整形方法等の講義を通して、IRのデータ分析手法に関する基礎的な知識について理解を深めました。
 研修の後半では、BIツールの操作説明の後、参加者をグループに分け、当機構が公開している「大学基本情報」を用いてBIツール(Microsoft Power BI Desktop)による簡単な分析レポートを作成し、個々に大学のベンチマーキング分析を行う演習を行いました。その後、グループ内で情報共有・意見交換を行い、ベンチマーキング分析の手法やグラフの作成方法等、グループ毎に出た意見を会場全体で共有しました。
 グループワーク後は、大学基本情報とBIツールを活用した、より発展的なベンチマーキング分析の事例紹介が行われました。
 参加者にとって今回の研修は、大学におけるIR業務の実践事例について理解を深めるだけでなく、データ整形とBIツールの操作を通じて、大学のベンチマーキング分析を意識するきっかけとなりました。

【参考:演習で利用した公開データ】
大学基本情報 (8-G)出身高校の所在地県別入学者数(http://portal.niad.ac.jp/ptrt/table.html

 

講義をする藤原教授
グループワークの意見を確認する浅野教授