平成29年度大学等の質保証に関する機構職員研修(第2回)の実施について
平成30年3月19日(月)に平成29年度大学等の質保証に関する機構職員研修(第2回)を小平本館にて開催し、当日は、機構の様々な部署から合わせて22名の参加がありました。
【趣旨・目的】
本研修は、先般の学校教育法の改正により、認証評価が内部質保証を重視した制度に転換したことを踏まえ、内部質保証の考え方やプログラムレビューの実施方法例を示した「教育の内部質保証に関するガイドライン」を通して、参加者が高等教育の質保証に係る知識を獲得し理解を深めることを目的としました。
【プログラム】
研修前半では、「教育の内部質保証に関するガイドライン」解説動画(解説者:研究開発部 林 隆之教授)の視聴に続けて、研究開発部の竹中 亨教授による「大学の現場から見た内部質保証」と題した内部質保証についての基礎的な講義が行われました。
また、研修後半では、個人ワークを行いその内容を情報共有・意見交換する構成でグループワークを実施しました。
その後、グループ中であげられた意見等について発表があり、最後に、発表内容を中心に会場全体で意見交換を行いました。
ここでは、大学では内部質保証は重要であるがまだ浸透されておらず大学構成員の意識をどのように変えていくか、また、内部質保証のしくみの中に学生の声をどのように取り入れるか等、幅広い内容について活発なやりとりが行われました。
今回の研修は参加者にとって、高等教育質保証の重要なテーマである内部質保証への理解を深めるだけでなく、内部質保証を身近にとらえ主体的に考える良いきっかけとなりました。
※グループワークは次の5項目を記載したワークシートを基に行いました。
- あなたが内部質保証で一番重要と考える部分、内容
- 内部質保証で求められることのうち、あなたが大学側の対応が大変だと思う部分、内容
- プログラムレビューは必要か、実際に行うことができるか
- 内部質保証はあなたが担当している業務とどう関わるか
- その他気づいたこと、確認したいこと、疑問点等