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大学評価にはどんな種類があるか?
大学の現場では、ついつい「評価」という語で一括されがちですが、法令で義務付けられているものでは、①すべての大学に義務づけられている機関別認証評価(以下、「認証評価」と略します。)、②いくつかの専門分野で実施される分野別認証評価、③国立大学などに義務づけられている国立大学法人評価(以下、「法人評価」と略します。)があります。
これらは、評価の対象分野や頻度が異なります。しかし、それだけではありません。評価を通じて何を明らかにするのかという目的や趣旨が異なりますし、その結果、評価を行う際の基準・観点も異なります。さらにまた、評価結果の形式も異なります。
したがって、大学評価をこれから受けようとする場合、それがどの評価であり、そこでは何が求められているのかを理解しておくことが必要です。
それぞれの評価の詳細については、別項で述べることにして、ここではこれらの種々の評価の概要を表にしてまとめておきます。
名称 | 評価対象 | 評価の実施主体 | 評価の周期 | 判定形式 | |
認証評価 | 機関別認証評価 | 大学、短期大学、高等専門学校 | 認証評価機関 | 7年以内ごと | 適合・不適合 (令和2年4月より) |
分野別認証評価 | 専門職大学院(法科大学院、教職大学院など)を持つ大学 | 5年以内ごと | |||
法人評価 | 中期目標期間における業務実績の評価 | 国立大学法人、大学共同利用機関法人 | 文部科学省、大学改革支援・学位授与機構 | 中期目標期間の4年目終了時と中期目標期間終了時 | 6段階 |
毎事業年度における業務実績の評価 | 文部科学省 | 毎事業年度 |
表.法令で義務付けられている大学評価の概要
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☞さらに理解を深めるために
Q:自分の大学(学部、学科)はどの評価が義務づけられているか、また受けられるかを考えてみましょう。