近年、IR(インスティテューショナル・リサーチ)担当部署を設置する大学が増え、データ分析や分析情報の提供を通じて大学の意思決定支援に取り組む事例が見られるとともに、内部質保証の観点からも、IRの重要性が高まっています。
当機構では、大学等のマネジメントに資するために、大学運営へのIRの活用方法や、公開データの分析方法等を題材に、大学の意思決定を担う幹部教職員と、IR業務の実務担当者、それぞれを対象に、セミナー及びワークショップを開催いたします。
大学等の幹部教職員向けIRセミナー【受付を終了しました】
【趣旨】
IR(Institutional Research)は、高等教育機関が計画立案、政策形成、意思決定を効果的に行う上で不可欠な機能ですが、それを担う体制や活動内容、重点の置き方などは機関ごとに異なり、全体としては試行錯誤の段階にあると思われます。
本セミナーでは、IRの意義や課題をあらためて確認し、私立大学における総合計画の策定・推進とIRの活用について、具体的な事例を学んだ後、グループ討議において各大学の現状と課題認識を共有した上で、IRを教育、研究、経営の高度化にどうつなげるか、そのための体制整備や活動のあり方について、共に考えてみたいと思います。(モデレーター 吉武博通)
- 開催日時
令和元年11月11日(月)13時00分~17時00分
※12時30分受付開始 - 開催場所
一橋大学一橋講堂 中会議場1・2
(東京都千代田区一ツ橋2丁目1-2 学術総合センター2階)
http://www.hit-u.ac.jp/hall/accessjp.html - 参加費
無料 - 対象者
大学等における学内の意思決定を担う幹部教職員
(理事、副学長、部長級職員 など) - 定員
60名 - プログラム
13時00分 開会挨拶 13時05分 趣旨説明「(タイトル未定)」
/大学改革支援・学位授与機構 研究開発部 客員教授 吉武博通13時25分 講演「総合的マネジメントのためのKGI・KPIの活用について」
/関西学院大学 総合企画部 部長 小野宏14時25分 事業紹介「国立大学等の基礎情報の収集・提供によるIR支援」
/大学改革支援・学位授与機構 大学ポートレートセンター事務室14時40分 全体討議
・ここまでのプログラムを踏まえて、講演者と参加者とで討議15時20分 休憩 15時35分 グループディスカッション
・事前に選択するIRのテーマ(経営、教育・学生支援、研究)毎に分かれて実施
・事前に用意するワークシートを基に、議論・情報交換
・題材例:IR体制について自大学の取組状況や課題、選択したテーマにおけるデータ活用方法 など16時50分 講評 16時55分 閉会挨拶 17時00分 終了 - 申込方法
下記URLの入力フォームからお申込みください。
https://forms.gle/PJi5ppNxVdRxQ1s47
受付期間:令和元年9月18日(水)~10月8日(火)
※定員になり次第受付終了。 - 注意事項
グループディスカッションでは、自大学のIR活動について議論していただきます。申込時に、グループディスカッションで用いる議題についてワークシートご入力いただくとともに、入力内容を当日の資料として配付させていただきますことを、併せてご留意ください。
<ワークシート設問概要>
1.「データの整理、活用」について自大学の状況を教えてください(選択式)
2.上記「1」の設問に関連して、どのような課題があると考えているのか教えてください。(記述式)
3.IR体制(組織体制、IR担当者の人材育成・確保など)の自大学の状況を教えてください。(選択式)
4.上記「3」の設問に関連して、どのような課題があると考えているのか教えてください。(記述式)
5.自大学の意思決定において、IRに期待することを教えてください。(記述式)
大学等のIR実務担当者向けワークショップ【受付を終了しました】
【趣旨】
高等教育機関の意思決定を支援するための機能として、IR(Institutional Research)が注目されるようになり、担当職員は、日々変化する大学を取り巻く環境への対応と意思決定に資するための能力を求められ、研鑽に励まれていることと思います。
本ワークショップでは、山形大学におけるIR業務の実践・活用例を参考に、機構の開発した分析ツールを用いた実践的な演習、自大学のデータに関する分析結果の発表を通して、IR担当者へ求められる「自分なりの分析を行い、その解釈を人へわかりやすく説明するスキル」を身に着けることを目的とします。(講師 浅野 茂、藤原宏司)
- 開催日時
令和2年1月31日(金)13時00分~17時30分
※12時30分受付開始 - 開催場所
一橋大学一橋講堂 中会議場3・4
(東京都千代田区一ツ橋2丁目1-2 学術総合センター2階)
http://www.hit-u.ac.jp/hall/accessjp.html - 参加費
無料 - 対象者
大学等のIR実務担当者(経験年数1~3年程度) - 定員
40名(1機関2名まで) - プログラム
13時00分 開会挨拶・趣旨説明 13時05分 講義
前編「IRとは? ~山形大学における実践から~」
/山形大学 学術研究院 教授 浅野茂
後編「山形大学における公開データの活用例」
/山形大学 学術研究院 教授 藤原宏司13時35分 演習「公開レポートを利用した分析(グループワーク①)」
・大学基本情報分析レポートの利用方法説明
・講義内容を踏まえた分析演習
・グループ内発表及び全体発表15時40分 演習「公開レポートを利用した分析(グループワーク②)」
・講師より提示された観点での分析演習
・グループ内発表及び全体発表17時15分 全体講評 17時30分 閉会挨拶・終了 - 申込方法
下記URLの入力フォームからお申込みください。
https://forms.gle/sQWTakPCodbRQ2a46
受付期間:令和元年9月18日(水)~10月8日(火)
※定員になり次第受付を終了します。
※1機関2名までとします。
※申込状況により、参加者の調整をお願いする場合があります。 - 注意事項
- 本ワークショップは、大学基本情報(http://portal.niad.ac.jp/ptrt/table.html)を使用しますので、当該データの性質上、国公立大学・公立短期大学のデータを用いた内容となります。申込みに当たっては、国公立大学・公立短期大学からの参加者は自大学のデータを、その他の機関からの参加者は、国公立大学・公立短期大学のうち任意に選んだ大学のデータを自大学データとして使用することにご留意ください。
- 演習では、当機構がWebで公開する分析レポートを利用します。参加者は、無線LANに接続可能なノートPCを必ず持参してください。
- 分析レポートを利用する推奨環境は下記のとおりです。
・メモリ8GB以上推奨、4GB必須
・ブラウザはGoogle Chromeを利用 - 演習では、持参するノートPCを用いた、”参加者によるグループ内発表”及び”グループ代表者による全体発表”の実施を予定しています。ノートPCには、発表に利用するソフトウェア(Microsoft Power Point等)を必ずインストールしてご持参ください。
Microsoft Power Point以外のソフトウェアを利用する場合は、事前に下記「お問い合わせ先」へご連絡ください。
お問い合わせ先
大学改革支援・学位授与機構 評価事業部 評価企画課 企画第2係
TEL:042-307-1612 または 1617
FAX:042-307-1622
Email:hyokikaku2[at]niad.ac.jp ※[at]を@に置き換えてください。